年始って感じがしない。

タイトルの通りである。

年があけて初めて梅田まで出かけたのだが全くこれっぽちも”年始”という感じがしなかった。どの店も当たり前のように営業してる。聞いたところによると、今日私がギターの弦を購入した楽器屋などは大晦日と1月1日のみ休業で、2日からは平常通り営業していたらしい。年明けから店の営業が始まっているのはいち消費者として確かに便利で助かるけれども、同時にそこまで働かなくてもいいじゃない、などと思ったりもしちゃう。いやていうか普通に働き過ぎでしょ、せめて三ヶ日ぐらいは休んだらどうだろう…。
世の中がどんどん便利になっていくのは非常に喜ばしいことだとは思うのだが、その便利さを影で支えている人々ははたしてその恩恵を被ることができているのだろうか。人間、一度便利さに慣れてしまうともう戻れない。今の”便利さ”の水準が下がることはまず許されないだろう。”便利さ”を維持する人々の負担はますます増大していくのではないかと思われる。人は疲弊していく。この便利さがこの先も維持されるかどうかはわからない。

そんなことを考えながら私は阪急地下三番街・星乃珈琲店でカフェモカ・ケーキを貪り食った。
カフェモカケーキは、なんだか人々の心の叫びを煮詰めたような味がした……なんてことは全くなく普通にうまかった。また梅田に行ったら食べよう…。