論文の教室

戸田山和久「論文の教室」を購入した。
学生でもなんでもない私がなぜこんな本を購入したかといえば、それはただただ面白そうだったからである。後先考えずに本を購入することほど楽しいことがあるであろうか。

論文・レポートを書くのが壊滅的にヘタな大学生「作文 ヘタ夫」くんがこの本の主人公である。実際に読んで見るとわかるがこのヘタ夫くん、本当に文章が下手くそである。このヘタ夫くんの文章を著者:戸田山和久が訂正・アドバイスしていくなかで、ヘタ夫くんも読者もレポートの基本が学べるような構成となっている。

内容は抜群にわかりやすく、戸田山和久氏の軽妙・快活な文章がとても心地よい。
このような本を手軽に読める現在の大学生たちが羨ましい。
これ1冊で基本的には大丈夫であろう。