文章を書く事とランナーズハイ的なもの

文章を一定時間書き続けているとなんだか頭の奥の方が開かれてきて、普段ならまず思いつかないような考えがザックザックと湧いてくることがあるように思う。これは一体なんなのだろう?

文章を書き続けるというのは結構難しい。ここでの書き続ける、というのは文字通り「書き続ける」ことを指す。休憩だとかそういうのは一切挟まない。そういう風にしてひたすら文章を書いていると、どんどん自分の中にやる気が満ちてくるのを感じる。文章を書いたり、消したり、書きなおしたり、組み替えたり、そういう作業がどんどんと楽しく面白くなってくる。いわゆるランナーズハイみたい状態である。こうなると本当に自分でもびっくりするぐらいするすると文章やアイデアが湧き出てくる。後日冷静になって自分が書いたものを見返してみると、自分が書いたものとは思えない。普段からまとまった量の文章を書く習慣を持つ人であればこういう経験をしたことがあるはずである。この状態は本当に魅力的で、楽しい。
このような状態に至るために、私は文章を書いているのかもしれない。文章を書くことが好きなのではなく、文章を書く過程でアイデアが湧き出てくる、あの感覚が好きなのかも。うん、そうなのかもしれない。
私は世界の真実に気がついてしまった……。

読書とリソース

最近読みたい本が多すぎて困っている。すでにアマゾンの読みたい本リストは300を超えだんだんと整理が面倒くさくなってきた。

もともと私は読むスピードが速くはなくそれゆえ読みたい本リストは一向に消化されず、その結果増えに増え続けている。リストのなかはもうぐちゃぐちゃでなんとも乱雑な感じになってしまった。読みたい本が多いから1冊1冊を精読する機会は少なくなり、”次は何を読むか”ということを意識してしまうようになった。お世辞にも”優雅な読書”とは言えない。なんだか恥ずかしい。
ほしい物リストに登録した本を、生きている間に全て読み切ることができるのだろうか。こういうことを考えだすとちょっと憂鬱になる。人類の叡智を吸収するには、私に残された時間はあまりにも少なすぎる。同時にこれまで人類が積み上げてきた”知”の壮麗さを思い知る。

読みたい本が多いということはあまり褒められたことでもないのかもしれない。
何事も程々が良い。

年始って感じがしない。

タイトルの通りである。

年があけて初めて梅田まで出かけたのだが全くこれっぽちも”年始”という感じがしなかった。どの店も当たり前のように営業してる。聞いたところによると、今日私がギターの弦を購入した楽器屋などは大晦日と1月1日のみ休業で、2日からは平常通り営業していたらしい。年明けから店の営業が始まっているのはいち消費者として確かに便利で助かるけれども、同時にそこまで働かなくてもいいじゃない、などと思ったりもしちゃう。いやていうか普通に働き過ぎでしょ、せめて三ヶ日ぐらいは休んだらどうだろう…。
世の中がどんどん便利になっていくのは非常に喜ばしいことだとは思うのだが、その便利さを影で支えている人々ははたしてその恩恵を被ることができているのだろうか。人間、一度便利さに慣れてしまうともう戻れない。今の”便利さ”の水準が下がることはまず許されないだろう。”便利さ”を維持する人々の負担はますます増大していくのではないかと思われる。人は疲弊していく。この便利さがこの先も維持されるかどうかはわからない。

そんなことを考えながら私は阪急地下三番街・星乃珈琲店でカフェモカ・ケーキを貪り食った。
カフェモカケーキは、なんだか人々の心の叫びを煮詰めたような味がした……なんてことは全くなく普通にうまかった。また梅田に行ったら食べよう…。

論文の教室

戸田山和久「論文の教室」を購入した。
学生でもなんでもない私がなぜこんな本を購入したかといえば、それはただただ面白そうだったからである。後先考えずに本を購入することほど楽しいことがあるであろうか。

論文・レポートを書くのが壊滅的にヘタな大学生「作文 ヘタ夫」くんがこの本の主人公である。実際に読んで見るとわかるがこのヘタ夫くん、本当に文章が下手くそである。このヘタ夫くんの文章を著者:戸田山和久が訂正・アドバイスしていくなかで、ヘタ夫くんも読者もレポートの基本が学べるような構成となっている。

内容は抜群にわかりやすく、戸田山和久氏の軽妙・快活な文章がとても心地よい。
このような本を手軽に読める現在の大学生たちが羨ましい。
これ1冊で基本的には大丈夫であろう。

ワイは働きたくないんや…

ワイは働きたくない……。

ただ家でじっとしていたい。
ただ本だけを読んでいたい…。

嫌味な上司。高飛車な女性同僚。過酷な仕事。負担の大きい仕事。
めんどうくさい手続き。めんどうくさい人間関係。面倒くさいもの…。

……ワイは働きたくない…。
けれど、それは叶いそうにはないんや。

なんでだって?
ほら、見てご覧よ。

もう…今日は…「1月3日」なんやで…??


ワイは働きたくない……。
ワイは働きたくないんや…。

明日には仕事がやってくる。

年末年始は気分が揺れる

新年を迎えたので自分なりの抱負をここに掲げることとする。

・短編小説を一作書き上げる

これが今年の抱負である。なんだか改めてこう書き連ねてみるとなんだか妙にアホらしく見えるなぁ…。しかし私にとって小説は欠かせないものである。生まれてこの方、これまで小説作品を消費するだけだったがそろそろ生産者になってもよいなぁ、などと新年を迎えると同時に自分の才能も考慮せず思いついた。かといっていきなり長編小説など書こうとするとおそらく挫折する。ゆえに短編小説を書くことにした。短編ならばまあなんとか一作ぐらいは書ききれるだろうという塩梅である。

書き上げたら何かしらのかたちで公開しようとは思っている。
まあよろしく。